libusb対応サンプルコード使用方法
実際に評価を行ったLinuxシステムはSlackware12.2
フルセットインストール版です。

1 デバイス認識の確認
USB2.0対応ケーブルを使用してFCAD416をLinuxパソコンと
接続します。数秒後FCAD416本体LEDが点滅を開始し
20秒ほど経過した時点でLEDが常灯になっていれば
FCAD416は正常に認識されています。
またdmesgを表示して、その最後に
usb 1-6: new high speed USB device using ehci_hcd and address 2
usb 1-6: configuration #1 chosen from 1 choice
usb 1-6: New USB device found, idVendor=20f3, idProduct=0000
usb 1-6: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3
usb 1-6: Product: Fcad416
usb 1-6: Manufacturer: Flexcore
usb 1-6: SerialNumber: U041609050116
のような文字列(SerialNumber部分は製品毎に異なる)が
表示されることを確認すれば万全です。

2 libusbのインストール
使用したlibusbのバージョンは1.0.6です。
このバージョンでは、libusbインストール前にautomake−1.11を
インストールしておく必要があります。その後libusbを展開したフォルダの
INSTALLファイルによってインストールをする訳ですが
その作業の前にこのホームページから
Linuxサンプルコード
ダウンロードし、libusbフォルダの中にあるexamplesフォルダに
解凍しておきます。この際Makefile.amファイルを上書きしてよいかどうか
確認を求められるので上書きを指定します。
その後libusbフォルダにて
./configure
make
make install
を行います。その後examplesフォルダへ移動しこのフォルダで
make
を行うとサンプル実行モジュールFcad416Testが生成されます。

3 動作確認
この段階まで来る間に、FCAD416のLEDは点灯状態に
なっている筈です。一応その事を確認し、アナログ入力に適当な信号
(±10V以内の振幅のアナログ信号)を接続して
コマンドラインから./Fcad416Testと入力すると
少しの待ち時間の後サンプリングデータが
カンマ付の十進値で画面に出力されます。

重要
FCAD416を接続してもLEDが点滅を繰り返し点灯モードにならない、
及びdmesgの中に、デバイス認識の確認
で示す文字列が入っていない場合
カーネルがUSBサポート無しの状態になっていると思われます。
このような場合には、カーネルの再構築が必要です。

トップページへ戻る